ドイツ語は世界で6番目に話されている言語と言われています。
ドイツ、またはドイツの隣国の一部がドイツ語を公用語としています。
ドイツ語が公用語に指定されている国
以下の国々ではドイツ語を公用語に指定しています。
ドイツ
オーストリア
スイス(ドイツ語圏)
リヒテンシュタイン
ルクセンブルク
ベルギー
オランダ
トレンティーノ=アルト・アディジェ州(イタリア)
アルザス地方(フランス)
ロレーヌ地方(フランス) (出展:wikipedia)
です。
さて、第一次世界大戦、第二次世界大戦などで旧ドイツの支配下にあった国々では、ドイツ語を話せる(理解できる)人口が多いようです。
ただし、ドイツの支配下にあった国々が欧州の国であったため、欧州以外の国ではドイツ語を話せる(理解できる)人口は、フランス語にくらべて、かなり低いのが現状です。
また、ドイツ以外で話されているドイツ語は、それぞれ歴史的に方言や訛りを含んでいるため、ドイツ出身者の使うドイツ語とは異なることが多くあります。
そもそも、ドイツ国内で使用されているドイツ語でも大きな違いがありますので、国によって当然と言えば当然です。
(日本語でも標準語と津軽弁と沖縄弁で、大きく語彙やアクセントが異なるのと一緒ですね。)
ドイツ語は近い言語は?
オランダで使用されているオランダ語は元々、地理的に隣であるため、ドイツ語と言語学的にかなり似ているため、オランダ人はある程度ドイツ語を理解できると言われています。
なお、オランダとの国境付近では話されているドイツ語はかなりオランダ語に近いようです。
「ドイツ語を学ぶとオランダ語も理解できる」という説はある意味、当たっていると言えるでしょう。
しかしながら、ドイツ語は地方分権の歴史の影響があり、各地方での方言が大きいと言語と言われています。オランダと離れた南部、またはスイスよりの住んでいるドイツ人語話者には、オランダ語は理解できないことのほうが多いようです。
また、ドイツ語は北欧の言語(スウェーデン語、フィンランド語、デンマーク語)にも言語学的に近い言語と言えます。
これらの言語を学ぶ際には、ドイツ語を知っておいたほうが学習がスムーズになるようです。